2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

私の中の佳句鑑賞(1)

口伝にて一揆の表裏旱空 好夫 一読引き込まれた。本来、戦や天地を揺るがす大きな一揆ならばどこかに記録が 残っているもの。「口伝にて」というのだから、小さな里の農一揆なのだろう。 残念なのは、「旱空」が読者に「農」を意識させてしまうことかもしれ…

一語一得

のち 先日の川越句会に私が選句した昭一さんの 蜻蛉(とんぼう)や菓子屋横丁七曲り という句。 昭一さんはまだ句歴が浅いというので、あえて言うことを避けたことがある。 私が選句に頂いた理由「蜻蛉のツイツイと飛ぶ様と七曲りという菓子屋横丁 の路地の…

絵の楽しさ

やっと晴れました 先日から桑さんの絵のお話をしました。絵こそ個性が一番でます。 なぜなら,人それぞれに色感が違うからです。それは住んでいる場所の大気の 汚れや眸の色によって微細な色の違いが出るからで また、感覚だけで一本の線を引くと千差万別な…

現俳IT句会選句モード

のち 今月の投句数938句、いよいよ1000句も間近い。 ルールは一人5句の投句だが端数が出ていることから、約200人の 参加があるのだろう。 参加した以上は選句は義務と言うわけでもなく、そこが現俳の良い 所かも知れない、しかし他流の俳句を選句…

桑さんの絵

のち東京19度 昨日25日,前に参加していたGHの吟行句会が川越で有るとお知らせいただいた。 二次会は当時のお仲間、桑原けんじさんのパステル絵の個展会場で行うという事で 句会半ばから参加する。頭の中は吟行,句会のことはそっちのけで絵のことばか…

女流俳人について

爽籟の一日 高浜虚子が「ホトトギス」に女性の投句欄を設けたのは大正に入ってから、 俳句界の拡大のためには女性の参加が不可欠と考え「台所雑詠」なる投句欄を開いた。 羽子板の重きが嬉し突かで立つ 長谷川かな女 呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 桃食べて訃…

秋の一日

まさに秋晴れ 睡眠充分で起きた朝は秋晴れの清々しい風がきもちいい。 こんな日は家に篭っていたのではもったいない。 連合いを誘ってみる、深川にいってみる? 前に友人と行ったが休みだった深川江戸資料館に行ってみたいとのこと、 早々身支度を整えながら…

もし日本が100人の村だったら

のち こんにち、俳句人口は1000万人ともいわれている。 結社はもちろん、新聞,雑誌、インターネット、高校大学,カルチャースクール 各地の文化祭,俳句会・・数え上げたらきりがないほど・・・ もし,日本が100人の村だったら9人が何かしの俳句に…

酔うということ

おだやかな秋の一日 昨日はお酒の話をしました。今日は酔うということに付いてのお話です。 同じ種類のお酒を飲んでも人それぞれに酔い方は違います。 「旨い酒を飲もうよ」と言われますが、その「旨い」というのにも、 味と気分に分かれています。 男が二人…

俳句の中のお酒

久しぶりの秋晴れ お酒の旨い季節になりました、とかいっても一年中旨いのです。 季節や飲むシュチエーションによって様々な物語が生まれているようです。 なまはげの鬼の口より酒の息 本谷久邇彦 田に神酒を撒きたるのみの農始 吉岡道夫 おでん酒貧乏ゆすり…

句集「光年」林翔

第20回平成17年度詩歌文学館賞に 林翔句集『光年』が受賞した。 このブログでも何回か句を紹介している私の好きな俳人なので嬉しい。 もともとは馬酔木の作家で能村登四郎師とは國學院大學からの付き合いで 平成13年登四郎師亡き後も「沖」の最高顧問…

季語を味方に

東京は18度。 観念的な季語に「夜寒」「そぞろ寒」がある。 私の好きな女流俳人、中村汀女の句に あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 佳句というのは,季語と措辞とがお互いに光りあって過不足のない17音と言える。 季語から俳句を詠んだり、どこかで見たお…

句のすがた

一日重い雨 私の愛する俳人に揚げた飯田龍太、なぜ惹かれるかといえば、その句の姿が 美しいということになる。初学のころから好きだった。 俳句の右も左も分からぬ人間でも句のすがたの良し悪しがわかった。 昔から下手の横好きで墨書をしていたが、龍太の…

「俳句のつくり方」水原秋桜子

のち 句作の意欲が少し下がってきたのでいつものように「本」を読んでみる。 句作意欲が下がった時には旅行にかぎるが、仕事や家のことなど、 なかなかそうもいかない。 今日の題でもある秋桜子の「俳句のつくり方」の十四章 「句作不振の場合の心得」によれ…

なんとまだ10月・・・

今日も予報は外れてのち きのうのブログはとんだ勘違いと言うのか、大呆小呆でした。 お酉さまは11月の酉の日,9日、21日です。 酉の日は12日に一回まわってくるので今年は二の酉まででした。 お騒がせしたようで・・・ 浅草の大鳥神社では熊手に稲の…

春を待つ事のはじめや酉の市

天気予報に反して秋晴れ 明後日はもうお酉さま、ほんとうに一年が早く感じます。 酉の市の名物といえば、まず縁起熊手、金銀財宝かたどったものを詰め込み 運を「かっこむ」福を「はき込む」と言って開運招福、商売繁盛を願ったもの。 毎年大きな物に替えて…

今だに迷う季語

まさに朝冷という日 あさっては満月なそうな、三日月もいいが今日あたりの月の姿も柔らかくていい。 最近になってやっと分かったという季語がある。 何度でも詠んでいたはずの「星月夜」という季語。 (よく晴れた秋の夜は、満点に星が輝きまるで月夜のよう…

誰だって初学時代・・・

久しぶりの秋晴れ 私の宝物の一つに俳誌がある。馬酔木,雲母、秋、沖 手元にある一番古い俳誌は昭和46年十月号の沖、定価200円 沖発刊から通刊13号にあたる。 古い俳誌を見る楽しみは、今、俳句を生業としている俳人の名前を見つける事 にある。どん…

IT句会に思うこと

私がIT句会に初めてアクセスしたのは2年前の4月、当初は新聞俳句、 大会俳句、のように色眼鏡で見ていた,感想の前に「どうせ・・」だった。 今から思えばかなり偏屈な考え方も、IT句会に接してかなり思い知らされた。 最初の驚きは俳句年齢がいくら低…

期せずして・・

東京の最高気温が18.5度 今日の読売俳壇の森澄雄の一説。 *子規によって明治以後俳句の方法として写生ということが西洋画の手法から 取り入れられたが、ぼくは俳句をはじめた長崎高商の頃から,芭蕉の「物の 見えたるひかり、いまだ心に消えざる中にい…

見えない世界を見る

のちのち 「老子」の中に言葉無き言葉、形無き形、色無き色ということが 書かれている。 見えない世界を見るには、いくら眼を開いても見えない。開けば開くほど 力みが出てくるばかり。眼を閉じるところからわかりかける。 見えない世界は眼を閉じて展開する…

俳句はどんなときに生まれる?

のち 自分の場合,先人の句集を読んでいる途中からいつしか自分の世界に 入る事が多い。句集を見ているようで見ていない。 きっと,俳句のエンジンのかかる瞬間なのだと思う。 先日のブログでも書いた、特選に選んだ佳句。 「これ以上赤くはなれぬ唐辛子」 …

連衆は異父母兄弟(その2)

のち 今、兄弟姉妹がどんな生活をしているか?結婚をして家族を得て それなりの幸せをつかんでいる事を承知していても,かかわる事は 少ないし、それこそ病気などを抱えていなければ,普段は頭に無い。 しかし、何を考え、この場合はこうするという,あての…

いつからか日本酒党

and 二十歳ころはコップ一杯のビールで顔を真赤にしていたのに、 いつしかここまで飲めるとは・・・・ 可笑しなもので,年齢で変わるアルコールの種類 20代・・銀座にあった旭日コンパ、確か6丁目あたりだったと思う。 半地下のようなところを降りるとス…

昨日のブログが消えてた・・

雨降りの一日 眠い目をこすりながら仕上げた昨日のブログが無い・・・ なんだかなぁ・・ IT句会を含め、句会が終わった時の脱力感は気持ちがいいが。 先月の現俳は915句が投句されていた。 その中から5句選するのは大変な作業となる、100句を1ブロ…

一人旅

昨日とはうって変わって涼しい一日 尊敬する永六輔さん曰く 旅行は帰ってくると前提のあるもの、旅は帰路がなく、ずっと往路 だという。 めざすところがあるうちは旅の途中なんだろう。 去年こそ父の入院騒ぎで出かけられなかったが、毎年夏休みには 一人旅…

10月の句会

秋晴れの吟行日和 3ヶ月ぶりの句会、やはり顔を見ながら、俳句や俳句のまわりの話を しながらの句座は楽しい、ついつい多弁になってしまう。 今日も話題の中に類想類句について話がおよぶ、いつも思う事だが 類想はしかたのないこと、たった17音の中に季…

何とか今月も・・

四谷荒木町の路地で彼岸花を見つけた 現俳の9月の結果発表があった。 先月10位ギリギリで名前が残って、今月は消えると覚悟していた。 当初の目標は年間1位になること(凄い強気!あくまでも目標) もうひとつの目標は5句投句を揃えることにある。 落ち…