2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月 28日

( 虎尾草・虎の尾草 ) 写真は 丘虎尾草です このように沢山の花をつけて曲がるような花を「○○トラノオ」と 名がつけられる事が多いようです 虎尾草のまだ尾といへぬほどのもの 片山由美子 虎尾草や日の通りみち子が通る 磯貝碧蹄館 掌に承けて虎尾の柔かき…

8月 25日

( 鷺草 ) 鷺草の白き月夜の旅まくら 岡部六弥太 鷺草の鷺は二羽連れ二羽の露 石原八束 鷺草を置いて受付無人なり 戸田富美子 さみどりの尾より鷺草咲かんとす 本川晴代 鷺草のそよげば翔つとおもひけり 河野南畦 鷺草の寝ね難ければ夢に飛ぶ 佐藤恭治 ☆ 今…

8月 24日

( 稲の花 ) 竹竿に乾く鵜網や稲の花 栗田やすし 竹薮の裾濃にけぶる稲の花 沢木欣一 クレヨンで塗る青空や稲の花 細見綾子 稲の花照らす放下の大切子 都合ナルミ 赤城山のきげんよき日よ稲の花 神谷登志 稲の花つけて瓜坊出て来たり 境江富美江 みちのくの…

8月 21日

( 秋の蝶・秋蝶 ) わが細き影をよぎれり秋の蝶 栗田やすし 秋草に一片墜ちし交い蝶 沢木欣一 秋蝶の黄を強くせり土俗舞 細見綾子 草にある午前のしめり秋の蝶 鷲谷七菜子 秋蝶や硫気痛みの神の階 岡本 眸 秋蝶の撞かずの鐘にきて遊ぶ 道川虹洋 寄る花のな…

8月 20日

( 棉の花 ) 棉の花音といふものなき所 細見綾子 酒田穀倉まま炊く人に棉の花 磯貝碧蹄館 棉の花鉢に咲かせて月の暈 地上貴誉子 しろがねの日暮れの雲や棉の花 布施れい子 棉の花まばたきばかりして帰る 岸田稚魚 絆とは入日にしぼむ棉の花 福田甲子雄 船着…

8月 18日

( 女郎花・粟花 ) 木と成れり歌垣原の女郎花 沢木欣一 朝の汽車すこやかに露女郎花 細見綾子 昼闇にかたまりやすく女郎花 宇多喜代子 女郎花揺れ合ふ霧の船つき場 岩城のり子 女郎花男もすなる立話 柏岡恵子 黄の濃くて土葬の山の女郎花 小島千架子 日は空…

8月 16日

( 石榴の実・実石榴 ) 岩群に翡翠天に石榴の実 沢木欣一 熟れざくろ猿がかかへて逃ぐるやに 細見綾子 昨日寸前今日また寸前熟れ石榴 林 翔 実石榴や五戸より増えぬ隣組 手塚美佐 石榴裂け吾が中に濃き鬼子母神 野見山ひふみ 実石榴や夕日の奥の絵本棚 能村…

8月 15日

( 終戦記念日、終戦の日、敗戦忌、八月十五日 ) 靖国の靖はわが名敗戦忌 栗田やすし 土熱く灼けゐし記憶終戦日 沢木欣一 終戦日妻子入れむと風呂洗ふ 秋元不死男 隣へ貸す八月十五日の大鍋 寺井谷子 堪ふることいまは暑のみや終戦忌 及川 貞 終戦日夕焼く…

8月 13日

( 盂蘭盆会・盆・魂祭・精霊祭 ) 真白なる十団子吊る峡の盆 栗田やすし 盆用意女で混める製米所 沢木欣一 盆の路父ひざつきて狩りはじむ 下里美恵子 花茣蓙を横抱きにして盆の町 細見綾子 生垣の刈りあと匂ひ魂祭 片山由美子 抽斗の奥に臍の緒魂祭 村田緑…

8月 11日

深川八幡祭り 昨年は多くの俳友と一日歩き回った深川の八幡祭りが今日11日から15日までの予定で行われます 今年は影祭りのため連合渡御はどうか分かりませんが 気温37度を越す下町に水掛の御祭り、見ているのも大変ですが少しは涼味を味わえるかもしれ…

8月 8日

( 鶏頭 ) 鶏頭や吉三地蔵に涎掛け 沢木欣一 鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見 綾子 朝の舟鶏頭の朱を離れたり 大串 章 ありつたけ色を出したる鶏頭花 阿部寿雄 鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 林 徹 鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ 森 澄雄 晩学や夜は力抜く鶏頭花 …

8月 6日

( 朝顔・牽牛花 ) 野朝顔断崖つづく喜屋武岬 栗田やすし 朝顔に水やりしあと月待ちし 細見綾子 朝顔の紺のかなたの月日かな 石田波郷 休暇はや白朝顔に雨斜め 中村汀女 朝顔や足袋を持参の稽古事 小川軽舟 海の色に朝顔咲かせ路地ぐらし 菖蒲あや 朝顔の紺…

8月 4日

( 兜虫・甲虫・さいかち虫 ) 婚近き青年兜虫拾ふ 沢木欣一 兜虫逃げしと吾子に起こさるゝ 栗田やすし かぶと虫見せに見知らぬ子が来たり 西山紀子 縛されて念力光る兜虫 秋元不死男 かぶと虫机にならべ自習の子 藤原千代 跼む子のみな買ひたさの兜虫 有働 …

8月 3日

( カンナ・花カンナ ) 鉄を打つ一瞬カンナ黄に眩み 三橋鷹女 朝よりカンナ一心不乱のいろ 奥坂まや カンナ朱に神の愛憎いづれなる 岡本 眸 カンナ一列中学校は今無人 高野ムツオ カンナ咲き畳古りたる天主堂 大島民郎 カンナ燃ゆ子の手眩しき参観日 落合多…